高校生に多い自転車による交通事故の原因

高校生の交通事故の特徴として、自転車による事故が多いことがあげられます。

高校生の自転車事故は、危険な乗り方をしていることが原因となることがほとんどです。自転車による事故を起こして莫大な損害賠償が必要になった例もあります。そこで、自転車事故の加害者にならないために、高校生の自転車事故の原因を解説しますので参考にしてください。

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二人乗りをしていることによる自転車事故

二人乗りは、高校生に多い危険な自転車の乗り方です。自転車を持っていない恋人や友達との登下校や遊びの時に二人乗りをすることが多いようです。二人乗りは、一台の自転車で二人移動することができるので、高校生には合理的な移動方法に見えるのかもしれません。

ですが、自転車の二人乗りは、一部の例外を除いて法律で禁止されており、高校生同士の二人乗りはれっきとした交通違反です。二人乗りをすることで、運転手はバランスを崩しやすく、曲がり角などで転倒などの危険性があります。

また、重みによりブレーキが利きにくいというリスクもあります。二人乗りをしていておしゃべりに夢中になって前方不注意になり事故を起こした例もあります。万一、自動車とぶつかった時は運転手はもちろん、後部座席にいる同乗者も命に関わる大けがをする可能性があります。

自転車を持っている人と持っていない人が一緒に行動する時は、二人乗りをするのではなく、自転車を引きながら二人で歩いて移動するようにしましょう。

雨の日に傘を差しながらの運転

雨の日は、学校やアルバイトに行くのも億劫になりますね。電車やバスを利用していては、かえって時間がかかって遅刻してしまうので、雨の日でも自転車で移動する高校生がたくさんいます。雨の日は、ただでさえ視界が悪く滑りやすいため、晴れている日よりも自転車に乗る時は注意が必要です。

そのうえ、傘を差しながらの自転車の運転は非常に危険です。最近は、夏の暑い日に日傘をさしながら自転車を運転している高校生の姿も見られるようになりましたが、傘さし運転は禁止されています。片手運転になるため、バランスも崩しやすいですし、傘によって視界が遮られてしまいます。

急ブレーキが必要な時にも、とっさにブレーキをかけることが難しいです。さらに、さしている傘が歩行者や走行中の自動車に当たることもあります。歩行者を傷つけてしまう可能性もありますし、自動車に巻き込まれてしまうと大変危険です。

雨の日にどうしても自転車に乗らなければならない時は、レインコートを着用するようにしましょう。最近は、オシャレで可愛いものからカッコいいものまでいろいろなデザインのレインコートが揃っていますよ。

スマホや携帯電話を見ながらの運転

スマホや携帯電話によるわき見運転による事故はとても多いです。メールや着信があるとついつい画面を開いてしまう気持ちは分かります。ですが、ちょっとの気持ちでも画面を開くとつい注視してしまいがちです。また、電話を片手でもって通話をしながら自転車を運転している高校生も良く見かけます。

通話をしていると運転に集中することが難しくなりますし、片手運転になるため、危険度が高くなります。メールを確認しながら自転車を運転していて、前方の歩行者に気が付かず人身事故を起こしてしまう高校生もいます。

一瞬の気のゆるみが大事故を引き起こすので注意するようにしましょう。自転車の運転中は、マナーモードにしておくか、どうしても操作が必要な場合は安全な場所に移動してから操作をする癖をつけておくことがポイントです。

この癖をつけておくと、将来自動車の運転をする時にも役に立ちますよ。

無灯火運転による夕方から夜にかけての事故

学校帰りや部活動の帰り道、暗い時間帯に自転車を運転する機会もありますよね。そんなとき、自転車のライトがついていないと自分も周りの人もとても危険です。夜道は、視界が悪く何かが落ちていても気が付かずに踏んでしまい転んでしまうことがあります。

また、道路の脇の側溝に気が付かず側溝に落ちて大けがをしたという高校生もいます。さらに、不審者が潜んでいた場合も自転車のライトがついていなかったことで気が付かずに怖い目にあうことが考えられます。自転車のライトには、自分の身を守る以外にも自分の存在を相手に伝えるという意味もあります。

自動車にとって夜道の自転車ほど怖いものはないかもしれません。ライトがついていない自転車は車の運転席からは見えにくくぶつかったり轢いてしまう危険性があるからです。歩行者にとっても、自転車がライトをつけてくれているおかげで遠くからでも自転車が自分の方向に向かってくることがわかり身を守る準備をすることができます。

イヤホンで音楽を聴きながらの運転

音楽を聴きながらの自転車の運転は、車のクラクションを始め周囲の音に気が付くことができず危険です。音楽を聴いていたために後方からの自動車のクラクションに気が付かず、事故に巻き込まれてしまった高校生の例もあります。

自転車の運転は長距離になればなるほど、流行りの音楽を聴いて気分転換をしたくなることもあるかもしれません。また、最近は資格や塾の講義を音声データにしてイヤホンで聞きながら学習している高校生もいるようです。

ですが、耳から入る情報は自分の身を守るためにとても大切なものです。

イヤホンで音声を聞いていると、自分の身を守るための情報を聞き逃してしまいかねません。自転車に乗っている時間に他のことをして有意義に過ごしたいという気持ちはわからないでもありません。ですが、危険な運転をしては意味がありません。

自転車に乗っている時は、風を感じることや周囲の風景の変化に注目することも一つの方法です。普段は見逃してしまいがちな季節の変化に気が付くことができると心が晴れやかになりますよ。

ブレーキが壊れている自転車での事故

高校生の自転車事故では、整備不良による事故も多いようです。特に、ブレーキやベルが壊れている自転車に修理をせずに乗っている高校生が多くみられます。整備不良の自転車に乗ることも法律で禁止されていることです。

自転車は自動車の一種であるということを忘れずにきちんと整備されている状態の自転車に乗ることが大切です。ブレーキが利かない自転車に乗っていると急ブレーキをかけることができません。高齢者や小さな子供はこちらが予想できない動きをすることがあります。

このような歩行者が予想外の動きをした時に、しっかりとブレーキができるようにしておくことが大切です。自転車のベルはライトと同様に、自分の存在を周囲に認知してもらうために使用できます。ベルが壊れていると、わき見運転をしている別の自転車や危険な歩き方をしている歩行者に自分の存在を伝えることができずに事故につながることがあります。